テストが目標ではないとよく言うけれど

別に大事にしていないわけではありません。
 
最近、上位の子どもの学習がちょっと甘いような気がします。
甘いというか、下位の子どもがとてもよく頑張っている。
それに対して上位の子どもがそれに対応しきれていないような気がします。
 
もう一度子どもたちへ
「100点くらいみんなとれるようにしましょうよ。でも普通の授業じゃ無理ね。出来ない人が放課後残っても無理ね。分かりますよね。どうすればよいか?」
と言うことです。
 
体育の持久走でもチームで記録を削り取る学習をしています。足の速い人の5秒は、遅い子の20秒と同じくらい大変です。4人チームで80秒を削ることを目標にして頑張っています。そして子どもは励まし合います。もしも上位の子どもが手抜きをして走ったら、足の遅い子はそれを見透かします。そして、無理をしないでゴールすることでしょう。上位の子どもの必死さが下位の子どもの必死さを作ります。でもそれは苦しい必死さではなく、笑いながらお互いに「もっとがんばろうね」と言える人間関係の中に組み込まれている必死さなのです。
 
テストもそれを成し遂げることを通して、本来の目標に向かうのだと思います。
 
まあ、テストで見せていただきましょう。その力を。