子どもの力

ちょっと導火線に「火」を付けます。それだけです。
 
「総合的な学習の時間」で、市役所の方々を呼ぶことになりました。
もともと総合は、「探究」ですから、安易に人を呼ぶことには私は
反対でしたが、「どうしても」ということでしたのでお任せしました。
 
でも総合は「探究」ですから、人に説明されるままのことを「よく分かりました」なんて価値の低い学習です。子どもには市役所の人と
「対等に話し合えるだけの力を持って臨みなさい」と話しました。
 
もちろん「一人一人では対等になれるわけないし、そんなこと臨んでもおりませんぜ。ただみんなの「学び合い」があれば、集団ならばそこそこ行けますよ。」と話しました。
 
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帰りに市役所の方々が「他の学校子どもとは違って驚きました。」と言っておられたそうです。
そりゃ、そうだ。4年生だからと思って「このくらい分かればよいのでは」と思って話していたことを子どもに根底からひっくり返されたのですから。
 
でも「探究」というのは、徹底して話し合い、考え、立ち止まり・・・何かと時間のかかるものです。ちょっと火を付けすぎたので、またゆっくりと子どもと学びたいと思います。