保護者に分かってもらうこと

別のクラスの保護者の方々と授業について話し合う機会がありました。その中で「学び合い」の中でうまく動けない子どもが見られて、そうした子どもは学習に乗れないのではないかという指摘がありました。
 
そして、その答えとして自分のクラスを例にしながら、私自身の勘違いしてきたことを話しました。それは、うまく「学び合え」ない、学習が苦手な子やシャイな子どもに学ぼうとする意欲が足りないからだという勘違いです。これを乗り越えたのは、上位の子どもの気構えとクラス全体の「思い」だと話しました。
 
また、学習の苦手な子どもの保護者は、学習環境が急速に変化したり、それが揺り戻されたりすることを非常に心配しています。そうした保護者とはじっくり話し合い、一つ一つその疑問を解いていきました。
 
最後に通りかかったうちのクラスの子どもに、
「先生が分かりやすく教えるのとどっちがいい?」と尋ねると、
「そりゃ、先生がうまく教えたつもりでも分からないことがあるし、そんな時に聞く事なんてできないですよ〜」と保護者に語りかけてくれました。
 
最終秘密兵器は、「子ども」なのですね。