で、どんなプロジェクト?

今年から本校で「学び合い」と平行して新しいプロジェクトが行われることを書きました。軌道に乗ってきたので紹介します。
 
「学び合い」をしていても支えきれない場合があります。
例えば、4年生で6−2を指で数えないと答えられない子どももいます。
 
こうした子どもに334÷7の問題を計算し、文章問題を式化し、答えを求める。そして最低点を飛躍的に上げる。そりゃ、神様でないと無理です。
 
本校ではこうした子どもたちに、補習をします。
名前は「明るく楽しく学ぶ会」です。子どもたちが付けた名前です。
 
「子どもたちが付けた」ということで分かるように、子どもが意欲的に集まってきて、学ぶ放課後の学習会です。九九をもう一度やり直す子ども、
漢字を読めるように練習する子ども、明日の算数の「学び合い」ために予習をする子ども、それぞれの子どもの特性や性質、能力を見取りながらプログラムを組んで学習しています。
 
週に2回ほど、6校時もあるので、実質8校時授業してるようなもんです。
でも、それぞれが楽しく学び始まっています。現在は上学年200人中
10名ほどがこのプログラムに参加しています。
 
指揮するのは、本校の「切れる」先生です。もちろん「学び合い」に取り組んでいる先生です。私も中心的に関わっています。「学び合い」が分かる先生で組織を編成しています。だからこそできる大胆なプログラムです。
 
子どもの意志を無視した補習とは全く異なります。
そして、地味ですが非常に効力が発揮されてきています。