「学び合い」の学校

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/take1_No12/20090609
take1_N012さんの記事を見て笑ちゃいましたが、もちろん苦笑いです。
 
10年前に特別活動の東北大会の指定校となった時、子どもの自立を目指した日本最先端の学校を掲げようとしました。その時に、最初に手を付けたのが「並ぶこと」を止めることでした。30m先に移動するのにも並んでいく。常識的に馬鹿です。 「体育館に集合」と言って出来ない子どもは「特別な」子どもだけです。その特別な子どもも、クラスの子どもと一緒ならちゃんと移動できます。それでも出来なければ先生が一緒に行けば良いだけです。でもこの試みは突然の私の人事移動で頓挫してしまいした。余談ですが、移動した先は「並んで歩くことはこの学校の数十年続いている文化です」と「最初に」釘を刺されました(笑)
 
 
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」=「「学び合い」憎けりゃ子どもまで憎い」
 
ほとんどの先生が、廊下は並ばないと「ちゃんと」歩けないと思っています。そして悪ふざけをすると思っています。そして、ベラベラしゃべると思っています。そういうときもあるでしょう。でも、学校は軍隊ではありません。やっていることは、軍隊と同じです。歩くことにさえ自由を与えず、矯正をかけるというは実に愚かです。
 
今日、学年の集会でゾロゾロと集まったうちのクラスの子どもが一番話を聞いていました。
 
授業と生活が関わりあると思っている先生はほとんどいないでしょうね。