目標を持たない

車の中でのテレビでしたので、音声の、しかもさわりの部分しか話を
聞いていなかったのですが、地元のテレビ局に、
芥川賞作家の玄侑宗久さんがインタビューを受けていました。

「我々はこの不況の時代をどう乗り越えていくべきか?」
「目標を持たないことだと思います。」
「目標を持たないこと?」
「目標は、その部署のトップが決めることですよね? でもそれはたかが一人が考えた浅はかな考えです。長期的な目標を持たないことでなし得ないことも可能になる。」
 
さすがだ! と思わず唸ってしまいました。
これは、自分の仕事にも当てはまります。
担任としての目標など、子どもがフルパワーでやれば、そんなの当然
乗り越えていくことでしょう。
研究にしても、「まあ、今年はこれくらいできればいいか。」という
考えもありました。
 
目標を持たないこと。
 
ああ、なんて素敵な考え方でしょう。
心に刻みました。