テストの先にあるもの

小学校の理科は数百年前の科学です。
 
「鉄などの金属は電気を通します。プラスチックは電気を通しません。」
 
もちろんこれが、最先端の素材研究では覆ります。
これまで基礎科学が分かってから応用科学という流れが誰もが考える
学習の深化でした。
 
しかし、本当にそうでしょうか?
大学の教員養成課程で、古典的な教育学を学ばないと最先端の「学び合い」が分からないなんてありませんよね。
「学び合い」を知って、これまで教育の歴史により深く調べるとことの
方がよいことでしょう。だって、興味もない数百年前からの歴史を延々と聞かされるなんてたまったもんじゃありません。
 
「木には電気は通らない」
 
「へえ〜、じゃあ雷が木に落ちても電気は通らないと思うの?」
 
「と、通る???」
 
「どうして、雷だと通って、電池だと通らないの?」
 
「人には通る?」
 
「通る??かな???」
 
「それって、パワーの問題じゃない? パワーが強いと何でも電気は通っちゃうんじゃない?」
 
そのうちにネットで、プラスチック・電気→ノーベル賞に行き当たります。
 
痛快なのはテストで、
 
「はさみの柄の部分に電気は流れますか?」
 
「普通は流れないけど、パワーをかけたり、プラスチックを作り替えたり すれば流れます」
 
こんな解答がでてきます。もちろん◎です。
でも、まだ少数です。
こんな子どもであふれかえるクラスにしてみたいですね。