LDについて

学習障害発達障害は異なります。
「学び合い」は発達障害については、
学級の中に安心感や存在感が作られ
安定して、学び合える環境を構築できます。
 
一方、学習障害については、ケースバイケースになります。
もう少し慎重になる必要があると思います。
ある先生がずばり確信をつくことを話しました。
 
「肢体不自由の子どもと普通の子どもを一斉にスタートして
 100mを15秒以内で走れって言ってもできないでしょう?
 さらに最低20秒で、最低30秒で…障害の程度が大きければ
 それはどんどん目標が下がるわけでしょ? 
 それを教師が足の速い子どもたちに何とかしろってのは
 間違いじゃない?」
 
全くその通りだと思います。
テストの最低点にもそれほど意味を感じないのは上記の理由です。
障害が大きければ、最低点20点だってすごいことなのです。
 
「見えない」だけであって脳の機能に障害のある子どもがいて
苦しんでいる子どもも実は多いのです。
(多くの場合は成長と共に障害が薄れていようでが)
これは、現場で多くの子どもと携わると分かります。
鏡文字を書く子どももいます。その子どもが漢字を
最低点という枠で固められたらつらいことでしょう。
 
上記の先生も「学び合い」で学習を進めている先生です。
「学び合い」もできない先生が上記のことを言ってもただの無責任発言
でしょう。しかし、私以上に多くの実践を積み重ねているからこそ
出てくる言葉でしょう。
 
学び合い」をしても最低点100点なんて
世の中の教室の数%しか、達成できないのです。多くの教室では
その子特有の障害や成長の遅れなどで悩んでいる子どもがいます。
 
本校では、来年度からここにもメスを入れていきます。
上記の先生が中心となって、今、ある取り組みを考えています。
もちろん、これは「学び合い」とは反しなく、尚かつ子どもにとって
有益で、安心できる方法です。
そのために学校の「主力」をそこに投じます。
 
そしてその成果に対しては確信があります。