「学び合い」は生き続けるのか?

宮城の会で聞かれていたことをアップするの忘れていました。
卒業した子どもから年賀状が来て思い出しました。
 
「小学校で学び合いをしても、結局中学校では一斉授業でしょ?
 それでもいいんですか?」
実践を話す中でそう聞かれました。
 
私は「いいと思います。」と答えました。
子どもは非常に柔軟性に富んでいます。ですから子どもたちは
中学校でも、教師に合わせて授業を受けています。
それなりに教師の特性を楽しみながら、楽しく勉強しているようです。
ですから、別に中学校で困るなんてありません。
大事なのは、「学習とは何か?」 そして、「学ぶことは楽しいのだ」
この2点を実際に知った子どもは、将来にわたってそれを「忘れない」ということで、それには自信があります。
 
年賀状で、昨年の6年生がこのように書いてきました。
「先生、僕はまだ中学校で学び合いが実現出来ていません。すみません。」と。
そこでこのように返事をしました。
「学び合いとは人の生き方そのものですよ。だから無理に今やろうと
しなくても大丈夫ですよ。でも、それがきっと役に立つことがあるでしょう。それまで温かく心の中に閉まっておきなさい」と。
 
 
一度学び合いを知った子どもたちは、それを忘れないのです。
そして、私たち実践者はそうしなければならないと思っています。