学校評価制度について

教師の評価制度により保護者からの評価制度を受けることになってきました。多くの先生方がこれに悩みます。
ほとんどの学校では無記名で保護者からのアンケートを受け取ります。
そうすると無責任な、感情的なアンケートも戻ってきます。
  
実は、多くの保護者は授業を直接見て評価する能力を持ちえていません。
(だって教師だって大方の人は持ち合わせていないんですもの)
なのに評価してくださいっていうのも無理があります。
これは、私たちにも問題があります。
 
小学校の場合、多くの通知表は観点別評価で、
最近では評定をすることもほとんどないと思います。
しかし、この観点別評価をどれだけの保護者が理解しているでしょうか。いいところ5%程度でしょう。
それをつけている私たち教師にも問題があります。
テストで観点別評価なんてありえるでしょうか。
それを表計算したところで何もなりません。
知識領域をただ分散しただけのテストです。
 
「学び合い」をしているならば、その効力を示さなければ保護者は
理解しません。
このようなことができるようになりましたよ。ですからA評価ですと。
例えば、うちのクラスでは3年生でも、社会科は400字原稿用紙で、10数枚にまとめ、イメージマップにまとめ、保護者の前で発表もします。
国語では1枚の説明文をまとめるのに、5〜6枚の真っ赤になった(友達と学びあった結果)原稿用紙を一緒に綴じます。
 
私はそうした「結果」を積極的に公開していきます。
「感情」で訴えても親は、同意はしないことでしょう。
 
そういう私も厳しい評価が1件ありました。
でも「結果」でその評価を変えさせます。