業者テスト2

この時期の職員室では、表計算ソフトに点数を打ち込んで
「観点別評価」を「自動的」に算出する先生がほとんどです。
しかし、観点別評価に関わらず尊敬すべき先生方は、
子どもへの評価にに非常に真摯に向かっていたことを覚えています。
 
私がまだ初任者だったころ、体育館にある分厚いノートが落ちていました。ある年配の先生のノートでした。
そこには、子どもの毎日の学習で観察したことが
びっしり書いてありました。あまりにもの量で腰が抜けそうでした。
 
別の先生からは「昔の学習計画みせてあげるよ」と言われ、
そこに豆粒のような文字で書き込まれた実際の授業の様子、子どもの様子
が毎日毎日書き込まれていました。
 
今の自分を考えると恥ずかしくて仕方ありません。
でもそうしたすごい先人たちの取り組み方は何か受け止めたい。
表計算機械的に打ち出される成績なのではなく、
一つ一つの評価に子どもの学習の姿が反映されているような
ものでありたいと自分に言い聞かせています。
 
評定ではなく、評価なのですから。