業者テスト

やってみたいけどやれないこと、それは業者テストの排除です。
ほとんど意味がありません。
 
例えば、国語の物語の読み取りテストでは、
授業をうまくやろうがやるまいがテストの平均点は変わりません。
若き頃、単元前にテストを実施したことがありますが、
100点が3分の2を占めます。
 
やってもいないのに100点が3分の2を占めるようなテストに
意味があるでしょうか。
 
さらにテストは観点別になっています。
最近ではご丁寧に表計算ソフトまで付属しています。
しかし、当たり前のようにテスト内容はひどい物です。
 
学び合いがこの手のテストに効力を発揮するのは
テストの中の「言葉」の問題だと考えています。
下位の児童にテスト中寄り添って、丁寧に問題の意味を分かりやすく
説明すると、100点近く取れます。学び合いの本当の効力を試すには、この手のテストは手っ取り早いかもしれませんが、本筋ではないのは言うまでもありません。
 
切れないのは
1.全国どこでも使っている。
2.保護者に到達度を示すため。
3.学習内容の確認
こんなことです。
 
しかし、本当に示さなければならないのは、
この学習で「どんな成果が現れ、何を獲得したのか」のはずです。
「学び合い」による教育の変革は、いずれこうしたところにもメスが入っていかなければならないと考えています。