昨日のNHKの番組で。

いろいろおもしろい話がでてきてましたね。
私の前任校は、東大の佐藤学先生の本にもよく出てくる学校です。

以前は「能力別学習を積極的に導入すべきだ」という考えを持っていました。
ある子がいました。低学力の子です。その子どものために放課後残して補習もしてました。公文のドリルなどは非常によくできており、効果も見えてきてました。しかし、節分の時に私が退治したい鬼は「ばかおに」と書き込んでました。しばらく考え込みました。
「どうしてだろ? こんなに頑張って、できるようになってきているのに・・・」と。

そして前任校で気がつきました。できない子どもが臨んでいることは、みんなと同じ事ができるようになることなんだと。一緒に学習をして、みんなと同じ目線で勉強してみたいんだと。

でも、そのためにはどう授業を進めればよいのか? 教材研究もかなりしましたし、公開に向けて何十時間もかけて準備もしました。学先生は、「テーラーメイド(洋服の仕立てのように一人一人に合わせて)」を唱えます。でも、ちょっと考えれば分かるようにそれができる人は、例え大学院の教養を兼ね備えようとも、0.1%くらいの教師です。

そんな時にであったのが西川先生の「なぜ理科は〜」の本でした。とてもスッキリと頭に入ってきたことを思い出します。

話は変わって、やっぱり西川先生、あそこの場にいなくちゃね。
「上位の子も下位の子も一緒にレベル高く学べる方法があるんですよ」
ってね。