予告第5弾

車好きで僕の年代の方なら「よろしくメカドック」という漫画をご存知かと思います。1980年台に少年ジャンプに掲載されたチューニングショップの風見準の物語です。0−400などが有名になったのはこの漫画の役割が大きいかと思います。
この漫画の最終章では、新規の自動車メーカー「三戸」で開発中の「MITO NEO」のさらなる開発を兼ねたレースが展開されます。主人公とライバルの那智、そしてコンピュータ好きの新たなライバル五十嵐が競い合います。五十嵐はさらなる速さを求め、ターボチャージャースーパーチャージャーを装備し、風見と那智を追いかけます。しかし、追いつくどころかどんどん引き離されていきます。一体どんなチューニングをしたのかと、三戸の社長が風見と那智の仕様書を読んで驚きます。全く過給器はつけておらず、ジオメトリーとホイールベースの再構成だけでした。数々のチューニングによってレースをしてきた二人が、最終的に選んだ究極方法は、「追加」ではなく「再構成」だったのです。

僕らみゆき会の授業は、まさに風見、那智と同じ戦略です。授業に新たなものを追加しなくても「再構成」だけで圧倒的な力を生み出します。学習の仕組みを理解できれば、各教科・各教科書の持っているポテンシャルを数倍に引き上げることができます。これまで、ぼくらはこの仕組みを「インタラクティブカリキュラム」という造語を使っていました。そして今、時代に合わせて文科省が使い始めた「カリキュラム・マネジメント」という言葉の乗っかることにしました。僕らの学習に対する答えはとても簡単です。探し求めてた答えは眉間のあたりにあったのです。

これが僕の教師として2つ目の大きなブレイクスルーでした。