予告第4弾

算数の教科担任制をやってみてびっくりしたのは、可能な限り毎日のように算数の授業をやっているのにも関わらず、3月までの時数が不足気味になったことです。

中学校の教師には信じられないかもしれませんが、小学校の教師は時数がどんぶり勘定なのです。運動会の練習の時間が足りないから明日の4時間目も追加で練習するとか、卒業式の呼びかけが下手だから、明日は2時間練習するなどなど。また、思い入れのある教科や単元にはどんどん時間を投入して、他の教科の時数が削られるなんていうこともあります。
こうしてどんどん授業の時数は削られていきます。そのあおりを最も受けるのが「道徳」や「総合的な学習」や「特別活動」なのです。もちろん他の教科も例外ではなく、授業の時数が削られることで授業の内容はやせ細っていきます。
まあ、こうしたことは小学校の実情としてしかたないことでもあります。なぜなら小学生という年齢層からして「初めて」ということが学校にはふんだんにあり、予想外に時間がかかってしまうものなのです。しかし、だからといってこのままでよいとも思えません。行事は山のように押し寄せてきます。
みゆき会の授業実践は、授業時数にとても余裕が生まれます。余裕が生まれるからこそ、とことん追求できるのです。
しかし「質、量を求めても時数には余裕がある」こんなこと本当に可能なのでしょうか?