結局は授業

荒れている子どもたちにずばり聞いてみました。
 
「荒れているもっとも大きな原因は何?」
 
「ん〜〜〜、やっぱり授業かな・・・」
 
 
僕が見る限り、小学校で学級崩壊しているクラスは、はっきり言って授業がルーズです。2つの点で。
 
一つは子どもの状態を把握していないこと。例えば、授業中に教科書を出していない、ノートを取ってない、お手紙を書いている、後ろを向いてしゃべている…。担任に聞いてみると驚くことに、「そんな子いました?」「分かりませんでした。」っておっしゃられます。そりゃ、学級崩壊しますよね(笑)
 
もう一つは、学習の課題設定が低いことです。多くの子どもは「おもしろくない」です。自分の持っているポテンシャルの1/3も必要ないのですから、ずっと授業中「ヒマ」です。「ヒマ」ですから、余計なことをやって遊びます。というよりも遊ぶしかないのです。「ヒマ」ですから。
 
子どもにとって学校生活のほとんどは「授業」です。この授業が崩れているから、学級が崩壊します。あの子がうんたら、子どもの家庭がうんたら、と言ってる限り、学級は立ち直りません。ですから、担任がどんどん変えられるなんていうことが起こるのです。ちなみに僕は小学校の担任は講師を含めると6人です。そのひどさを改めて実感しています。
 
荒れている子どもたちへのアドバイス
 
「先生よりも賢くなる集団になること」です。先生を超えた賢さと戦略が必要です。
 
大人が変わるってすごく難しいですからね。
子どもが賢くなる方が早いと僕は思っています。