みゆき会は何をめざすのか

みゆき会の3人は極めてとんがった3人です。
「僕たちの実践を広げ、みんなに理解してもらって、実践を広げていきたい」
な〜〜んてちっとも考えてはいません。では僕らの会は何のために設立され、何をめざすのかもう少し詳しくお話します。
 
僕たちは人間性だけではなく、実践もかなりぶっ飛んでます。「そこそこ出来ればいい」とか、「ここまでできればいい」とか、そんな上限を決めておりません。常に誰も到達できないであろう道のない道を、切り開きながら突き進むような実践です。ですから僕らの実践を誰かに紹介して、それをまねてすぐにうまくいくとは思えません。
 
「じゃあ、意味ないじゃん」
 
そう思われるかもしれませんね。でもそこにこそとても大切な意義があります。僕たちが示していくのは「一つの到達点」です。僕たちが何を考え、どんなことに取り組み、そして子どもはそれにどう立ち向かい、そして子どもはどう成長したのか。そのプロセスを私たちは若い先生方に示していていきます。
 
そして「僕たちの今の実践はこれだけど、あなたは何をめざし、何を取り組むのか」それを絶えず求めていきます。僕たちのプロセス(もう少し別の言い方をするならば教師としての姿)を示していくことで、若手の成長を促していきたいと考えています。
 
でもこうしたニーズは実は福島県にはほとんどないのです。だって郡山市の教員の平均年齢は50を超えていますから。遠く離れた僕たちがわざわざ会を結成して実践を示していくのは、大量に採用されている、そして採用される教師に向けてのものです。
 
その本流は、もっと優しく、そして分かりやすく、誰もが安心して学べる先生方にお任せします。僕たちはその流れの一つではありますが、独自の流れを持つ、そしてとても狭いニーズに特化して活動しようと考えています。
 
僕たちは3人の侍でございます。勝負をしたい人、斬りかかりたい人、闇討ちしたい人(これは勘弁だな)はどうぞお刀をよく研いでお待ちください。