インタラクティブカリキュラムの次

ぼんやりとインタラクティブカリキュラムのステップ2を考えています。
 
ステップ1は一言で言うならば「書く」 ですがステップ2は「読む」です。
でも物語を読むの「読む」ではありません。理数を「読む」です。
 
これはPISAテストのイメージを通常の授業に練り込んでいくようなイメージです。例えば算数はもちろんのこと、理科でも、社会科でも数理的に物事を読み、分析し考えを持って行くことが必要ですよね。これはもちろん国語でも。
日本ではほとんどここの部分にメスを入れていません。もちろん「部分的」にそうしたことを意識して取り入れた授業などは実践されています。しかし、それらを「日常的」にカリキュラムに練り込んでいくようなカリキュラムはないはずです。(正確に言うと全国的に有名なある学校で行われていますが、カリキュラムを一目見ると分かりますが、凡人にはできませんし、力ずくでもあり、理数の部分では内容が単純すぎます)
 
インタラクティブカリキュラムが全ての教科を「書く」という表現で融合していったように、数理的に「読む」で同じように全ての教科を融合していきたいんです。
 
ただインタラクティブカリキュラムのステップ1には「フォーマット」という武器がありました。ステップ2には何が突破口となるのかずっとこの1〜2週間考えていました。僕の答えは「読みと分析」という理解の構造を2段階の分けるフォーマットを今のところ考えています。まだうまくは言えないのだけど、理解の構造を分けないと他教科と融合しない(したとしても力ずくの融合になってしまう)ということは分かっています。
 
何を言っているのか分からないと思いますが、書いている自分もよく分かっていないのですから当然ですよね。でもこうした直感的なものは必ずこれまでの膨大な実践の何かから生まれているのですから、そう外れてはいないはずです。実は今はその実験が始まっています。学級の子どもはすでに「読みと分析」という2段階の構成を身につけつつあります。おそらくおもしろい結果が生まれると思います。
 
昨年のことはどんどん陳腐化していく。
「もういままでと同じでいいや」という気持ちになったときは僕が教師を辞めるときです。