インタラクティブカリキュラムとは何か? その2

普通の国語の授業のことに視点を移します。
国語の説明文ではどのような授業が一般的に行われているでしょうか。
校内授業レベルだと内容の読解で授業が終わっていることが普通です。
例えば「ヨーグルト」についての説明文では、そこに書かれているヨーグルトの作り方の流れをまとめて終わってしまうような授業もあります。中には興味を持たせるためだとかいって、ヨーグルトを買ってきて食べさせて・・・なんて訳の分からない授業もあります(でもこれ算数でも多いですよね)
 
説明文では内容を読み取ることはもちろん大事ですが、読み取ることを通して文章の構造に目を向け、文章の書き方を理解させていくことも目標となっています。今の教科書では説明文の後に、それらの学習をもとにして説明文を書く学習が入っているはずです。
 
しかし、一から何かを調べ、そして要点を書き出し、文章構成を考える。それだけで7〜8時間授業が食われてしまいます。それでいて1つを書き上げさせることで精一杯のはずです。ですから小学校の教師だとほとんどの方が「説明文を書く」という授業は面倒だと感じていると思います。
 
子どもが一度文章を書けば、すらすらと書けるようになんてなるはずがないことは誰でも分かりますよね。でも通常の単元構成では書くチャンスは1度しかないのです。これでは能力の高い子どもはまだしも、能力の低い子どもにとっては、この授業は苦しいだけのはずです。
 
ここにメスを入れたのがインタラクティブカリキュラムです。
「何かを調べ」「要点を書き出し」・・・

んっ?
 
 
 
これって普通にどの教科でもやっていることですよね?
 
じゃあ、そこでやればいいんじゃないの?
 
続く。