学び合いの次に必要なこと

教師にとっても、子どもにとっても「学び合う」こと事態が目標ではありませんし、そうであってはなりません。僕にとっては学び合うことなんて毎日空気を吸って、水を飲むようもので、特別なことではありません。だからこそ、授業ではしっかりと内容も教えるし、教えることに躊躇もしません。
 
子どもが学校にやってくる意味というのは、生涯にわたって学ぶためであり(生涯学習とはちょいと意味が違う)、持続的に学び続ける人間を育てることにあります。ですから個々の能力がどうかなんて実はどうでもいいことなんです。ちゃんと学び続けていればちゃんと能力も上がるし、結果も出るのですから。
 
そして私たちは学び合いの上に立つ、持続的であり、圧倒的な結果を叩き出す実践に取り組んできました。これらは学び合う学習環境が当たり前にありからこそ成り立つ授業とも言えます。この授業実践のために昨年度は試行錯誤を繰り返し、明確な突破口が見えてきたのは9月になってからだと思います。
 
この3月までに理論的な体系はできあがり、その道筋と成果は、先週に読売教育賞へ応募という形で一つの区切りができました。受賞できるかどうかはともかく、実践内容は、どこにも引けを取らないと思います。
 
そして僕たちのグループは次のステップの策定にも入っています。今年1年でまたおもしろい突破口が見えてくると思います。常に最先端に挑戦するということは確かに大変だし、それを体系化するのはもっと大変です。でもだからこそ「おもしろい」のであって、仕事が単純に仕事ではなく「遊び」に変化していきます。子どもを巻き込んだ「遊び」にね。
 
ここに持続的な学びの本質があるんですよね〜。