子ども、そして自分と向き合うということ

クラスのある子たちを叱っていて、ふとこの子たちがなぜそういう言動になったのかを考えました。
 
もちろんその子たちの言動がよいものではないのですが、その因果を考えるとクラスの周りの子どもたちにも問題があるんじゃないの? と考え、そのことをもとにクラス全体に語りかけていました。

ところが話をすればするほど、どうもその根源は自分であるような気がしてきました。原因と結果。その原因は自分の言動にあるような気がして、最終的には子どもたちの前で自分の言動について謝りました。
 
小学校の教師は学級担任制であるが故に、教師の影響はとてるもなく大きいものです。教師の行動一つ一つ、選択すること一つ一つが子どもへとダイレクトに響きます。
 
教師とて完璧な人間ではないのですから、常に最善の行動を取れるわけではありません。ですから子どもの行動と自分の行動が関連していないか、なぜ子どもたちはそうした行動をとったのかその原因をよく探ることが大事なのです。
 
子どもたちに謝った後、子どもたちの行動はぐっと変わりました。「ああっ、やっぱり自分の行動が影響していたんだな」と理解しました。