今年の総括、そして来年は

平成24年は大きく一歩を踏み出す年となりました。
 
『学び合い』から離れ、新たなに「授業とは何か」を深く考え直すことができました。と同時に全国で様々な教育実践が点と点とがつながり始めていることを感じます。おそらくそれらは数年以内に点から面へとひろがっていくことでしょうね。その流れを感じ取りながら今年はずっと自分の実践を見極めてきました。
 
さて今年最も大きかったのはそれまでずっと貯めてきた「教科統合」と「書く活動」が矛盾無くつながり飛躍したことです。昨年度の子どもたちにはかなりハードルが高いと考えられていたことが実はごく簡単に乗り越えることができるのだと分かりました。また量的質的にもこれまでよりも圧倒的に高まる方法を見いだしました。ある意味革命的な実践だと思います。でもこれが誰にでもできるかというとそうは思えません。なぜならそれができるのは10年以上に渡る実践の積み重ねと、協働型の授業が当たり前になっているという環境があるからです。
 
それでも、一緒に授業を作っていく、ともに試行錯誤としていくことで若い教師でも一気に授業が変えられることが分かってもきました。私もびっくりするような実践や結果も出始まっています。
 
そして来年。
若い先生方とともに新しい授業実践を創っていきます。「織り重ねる学び」「知を紡ぐ学び」という授業の連続性というものについて、その授業の大切さ、仕組み、そして効力をこのブログを通して発信していきます。
 
また、来年度はもう一度「放射線」に戻ります。放射線について思考が止まってきている福島で、これから10年をどう生きて行くべきか、子どもたちとともに新しい未来を考え、創っていきます。
 
特に放射線については何か新しい展開も考えていきたいと思います。