心を開く

昨年行われたパナソニック教育財団の助成研究の一つ「子ども未来会議」の電子書籍化がほぼ完成しました。助成金を活用して「ibooks author」で制作し、ipadで閲覧できるようにしました。
 
まあ、お試しバージョンですのでまだペラペラとめくれるだけなのですが、それでも電子ブックらしくなってそこそこいい感じです。残念なのはibooksが日本では開店休業状態なので思うように配信できる体制が整っていません。これはAppleの動きを待つしかありませんね。日本の電子書籍元年はいつやってくるのでしょうね?
 
そんな学び合いブックには「子ども未来会議」で話し合われた子どもたちの子どもたちによる子どもたちのための授業について語られています。ものすごくおもしろいレベルの話が掲載されています。だって4年間「学び続ける」という学習に触れてきた子どもたちを筆頭に、震災を乗り越えてバキバキに学び合ってきた子どもたちですもの、そりゃおもしろいんです。
 
さて、その話の中に「心を開く」という話が掲載されています。これは私たち教師が子どもたちに投げかけていった話と同時に子どもたち自身がその難しさに悩み、それを突破していくために必要なことを考えています。
 
今のクラスでもこの「心を開く」という次のステップで子どもたちが七転八倒しています。でもこれがないと協働型学習はいずれ崩壊します。
 
この「心を開く」私は一言で言うと「自分のダメさに気がつく」ということだと考えています。でも実は上位の子どもほど気がつくのが速く、次に下位の子ども、そしてなかなか気がつかないのは中間層の子どもたちなんです。自分のダメさが分かったときに初めて、できることから分かることの大切さ、人と関わることの大切さ、そしてチームで取り組むことの価値を見いだせるのだと思っています。
 
まあ、この話はかなり深いので何度かに分けて話していきたいと思います。
 
 
ん? その電子書籍が気になる?  
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