『ひと』塾に参加して

放射線テキストがきっかけで、ミニ『ひと』塾に参加させていただきました。
 
『ひと』塾?
 
なんだかよく分からないまま1日目の会が終了(今日が2日目で佐藤学さんも講義をされます)し、その後の懇親会に参加しました。そこに集まった方々の一人一人の話はとても興味深いものでした。
 
http://www.tarojiro.co.jp/overview/history.html
 
太郎次郎社エディダスの歴史をみると大雑把に分かります。
 
そんな中でみんなが話すのが、「ひと」塾の箱根研修で、一晩中「未来の教育について語り合った」という話でした。もっとも多い時には500人もの人が集まったそうです。
 
そんな中、目の前に座ったあるおばあさんに「では、今の教育はどう見えます?」と聞いてみました。
 
その方は、「我々の時代は本当に様々な問題があって大変だった。その問題の多くは今はなくなってきたと思います。でも今の教師にはこれから先の未来をどう切り開いていくべきかという意思を感じられませんね。」と言います。
 
「子どもにどう対処するか?」もちろんそれは大事ですよね。でもその先に未来を見ているか見ていないかはとても大切だと私も思います。
 
昨日の講義である先生高校の先生の授業の取り組みがとても興味深かったです。「折句」(ネットでは「縦読み」)の授業の講義だったのですが、授業の取り組みを話しながら、みんなで折句を作っていったのですが、とても温かいんです。技術やテクニックの話をしているのだけれどもそこの奥に隠れている子どもの見方がとても深いことが分かります。その上に乗っている授業なのだと分かります。また、高校教師を経て美術系短期大学の講師を務めている方は、自分の授業を紹介しながら「ひとりも見捨てない」という話をしています。
 
こうした方々は、みんな未来の教育について語り明かした同僚なのでしょうね。「学び合い」の会も「どう授業をする」「どんな課題設定が」「どう評価が」なんていう話から、「学び合い」を通してどんな未来社会を我々は作っていくべきなのかそんな話ができたらいいですね。
 
機会があれば「放射線」ではなく、自分の本当の領域で「ひと」塾で話をしてみたいなと思った1日でした。