バカ・アホ

本クラスでは保護者の方が毎週読み聞かせに来てくださっています。
今日は、それとは別に外部団体の方々の読み聞かせがありました。
3校時でしたので、2時間目の終わりに時間までに図書館に行っててねと伝えました。職員室でちょっと他の先生と打ち合わせをしていたので時間ギリギリに行ってみると、ちゃんと子どもたちは整列も終わって、静かに座っていました。隣ではガヤガヤしている子どもたちを先生が整列させていました。そして、始めの挨拶していいですか?と聞きに日直が来ました。終わりも何も言わなくても感想を述べて自分たちで終わりました。この違いからも「あっ、育ってきているんだな」と感じることができました。(この後、隣の先生を差し置いてみっちり隣のクラスを叱ったのは言うまでもありません。ごめんなさい!)
 
さて、育ってきてもまだまだ子どもたちの関係は良好なのかというとそうでもありません。まだまだ、足りないのですね。
 
今日も、隣同士の男の子と女の子が喧嘩していました。学級委員(自分たちで立ち上げた)相談にのって解決しました。ことの発端は何気ないあだ名です。まあ、聞いていて不快になるような言葉ではありません。
 
解決した後に子どもたちにこんな話をしました。
 
「ねえ、バカって言われたときにさ、笑いながら『それはお前だ〜』って言うこともあるよね。でも、怒るときもあるよね。その違いって何だと思う?」
 
「うーん・・・・」
 
「じゃあ、すごく仲のよい友達にね、今日のもめ事になった○○っていう言葉で呼ばれたら喧嘩になる?」
 
「ならない。」
 
「だよね。じゃあ、どうして今日は喧嘩になった? それは相手との信頼関係だと思うよ。もしも、いろんな勉強でお互いに支え合う関係だったら、冗談で終わる話。でも、そうした関係ができていないと嫌になるね。○○って呼んだ君は、相手にまだまだ信頼されていないということだね。」
 
「相手がどんなことで傷つくかなんて分からないんだよ。でも、相手との関係がうまくいっていたら笑らいながら、「あんただってそうでしょ!」ってかわせるでしょ? トラブルを防ぐために全員がいつも○○さんとしか呼んではいけない方が気持ち悪くない?」
 
「それは気持ち悪い!」
 
「そういうこと。このクラスでは笑って言い返せるよな人間関係になって欲しいな〜〜〜」
 
今日のありがたいお説教でした!