ダウンの子どもを受け入れて

うちのクラスにはダウン症の子どもが交流で来ています。
 
先日、両親からお手紙を頂き通常学級での交流を増やせないか
相談されました。授業は「算数」「道徳」「学級活動」です。
すでに学級活動は行っていますが、普通なら算数は「無理」です。
詳しい能力は書きませんが「到底できるレベルではない」と
判断されるのが普通でしょう。
 
でも、算数でも受け入れることを決断しました。
なぜなら学級の子どもたちが「できる」と判断したからです。
始めに、責任のない優しさで言うならばそれは「毒」だよと教えました。
でも、子どもたちは「選び」ました。
 
支援学級側からすれば、「なんて無茶を」と思うでしょう。
「みんなができる」だけを要求するならば無理でしょう。
でも、そうではない道を子どもが選びます。
  
差別のない社会へ。
その点に関しては私たちの教師が「最も遅れている」ことを知るべきです。30〜40年後に成熟した社会を創る種を今、蒔いています。